はじめに
このブログでは、みなさんのコミュニケーションの役に立つような相手を説得させるための心理的テクニックをご紹介しています。
今回も、その続編としてコミュニケーションの心理的テクニックをご紹介していきます。
暗示でひとを動かす
催眠術師のように人を操ることができたら良いなと思った事はありませんか?
じつは、そんな事が暗示をかける事でできてしまうのです。
暗示をかけるなんてプロの人じゃないと難しいんでしょ、と思っている人も多いと思います。
しかし、 人間に暗示をかけることは簡単なことなのです。
というのも、そもそも人間は思い込みをする生き物だからです。
今回からは、誰でも簡単に使える暗示のテクニックをご紹介します。
3.自分の価値を高める方法
たとえば、任天堂のスイッチのような人気商品は、販売開始からあっという間に在庫がなくなり、なかなか入手するのが困難な事で有名ですよね。
欲しいのに手に入らない、これが実は作戦だったとしたら、、、
このような「焦らし」は心理学的に見てもかなり有効な手段なのです。
なぜなら、人は手に入れるのが困難なものほど、そこに希少性を感じて、もっと欲しくなってしまうという心理が働くのです。
心理学の世界ではこれを「ハード・トュ・ゲット・テクニック」と言います。
例えば、人気のレストランが「1日10食限定」の特別限定メニューを出すとします。当然、多くのお客さんは行列をなすことにはなるのですが、その大半の人は限定メニューを食べることができないまま終わってしまいます。
すると、お客さんの多くは、まるで暗示にでもかけられたように、さらにそのメニューをを求めやすくなってしまうのです。
このテクニックを上手に活用する場合、あなたも友人から誘われたときには、気安く応じない方がいいのです。
たとえば、予定が0の場合でも、スケジュール帳を確認して、「前に先約が入っているからと遅れるかもしれないけど大丈夫かな? 」といった感じで、忙しいアピールをしてみましょう。
仕事の場合には、思い切って「来週の予定は全て断る」というルールを設けてみるのも良いでしょう。
クライアントからの電話で「来週どこかでお会いできませんか」と聞かれても、「すいません、来週は予定でいっぱいなので再来週の火曜日はいかがでしょうか」と答えます。
こうすると、相手はあなたを引く手数多の人気者だと思うでしょうし、
ハード・トュ・ゲット の「手にいれるのが難しいほど、そこに希少性を感じて、もっと手に入れたくなる」という心理が働くのです。
断ることは、忙しい人気者の照明なのです。
まとめ
なかなか会えないと価値が上がって、相手はもっとあなたに会いたくなる。
4.罪悪感を与えて利用する
罪悪感を感じたときにあなたはどのように思いますか?
こちらのお願いを一度拒否医されてしまうと、その拒否を覆すことは波タイテの事ではありません。
なぜなら、相手は一度自分の意思で「拒否」を選択しているので、それを撤回することは自分の選択が謝りであったことを認めることになるからです。
なのであれば、正攻法を諦めて、暗示のテクニックにかけてみるのもいいでしょう。
ミシガン州立大学のリサ・リンゼイ博士が、その方法を紹介してくれています。
博士は、146名の大学生を対象に白血病のドナー募集のため「ドナー適合の簡単な血液検査を受けてもらいたい」という文章を読ませて、検査に応じるかどうかの調査をしました。
そのときに「こんなに簡単な検査もしてくれないのは考えられない」という一文が入っているものと、入っていないものの2つのグループに分けました。
すると、一文が入っている方のグループの方が、より検査に応じる割合が高かったと言う結果を得ることができました。
これは、検査を拒否することによる罪悪感を煽り、相手に負い目を感じさせる効果があると言うことなのです。
人は誰でも罪悪感など感じたくは有りません。それなのに罪悪感を煽られてしまうと誰かを援助したくなってしまうものなのです。
罪悪感はひとを動かすモチベーションになります。だからこそ、相手の罪悪感を上手に引き出すことができれば、相手はあなたに対して援助を申し出たくなるのです。
何かお願いしたいのに断られたら、次からは「私、そんなに難しい頼んでるかん?」「ごめん、すごく迷惑かけちゃったよね」と訴えかけてみてください。
相手は罪悪感にかられて、早く脱したがるのです。
まとめ
罪悪感はひとを動かす大きな動機になる。誰もが罪悪感から逃げ出したいのだ。
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今回はここまでです。
心理学のテクニックで少しでもあなたの人生が豊かになれれば思っています。
次回また知って得する心理学の情報を書いていきますのでよろしくお願いします。
今回もここまで読んだくださり、ありがとうございます。
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